トッティの0トップと、現代的なポゼッションフットボールを志向したのは元ASローマのルチアーノ・スパレッティ

彼のフットボールに大きく影響を受けた2人が、現在のセリエAにはいる。1人はサッスオーロのディ・フランチェスコ

彼は、攻撃的なフットボールで知られるチェコ人指揮官ズデネク・ゼーマンからの影響も公言しているように、攻撃に対して非常に明確な価値観を持っている期待の指揮官である。

フィオレンティーナから、サンプドリアへと移ったヴィンチェンツォ・モンテッラも、非常にモダンなポゼッションサッカーを得意とする指揮官として知られる。

彼も、明らかにスパレッティからの影響を受けており、ボールを保持することにイタリア人らしからぬ拘りを見せる。また、レスター・シティで指揮を執っているクラウディオ・ラニエリもモンテッラに影響を与えたであろう指揮官だ。モンテッラがユースの指揮官時代に、ラニエリはトップで監督を務めている。カターニャ時代などに見せた3バックと4バックの使い分けなどは、ラニエリを彷彿とさせる柔軟さだった。

さて、今回はイタリアの監督における「師弟関係」から指揮官の特質を読み解くという試みを行ってみた。

しかし、書ききれた部分はあくまで一部に過ぎない。ズデネク・ゼーマン、チェーザレ・プランデッリ、マウリツィオ・サッリ、アントニオ・コンテ、デリオ・ロッシなど、様々な指揮官も割愛せざるを得なかったことも残念に思っている。それでも、この相関図が何かのヒントになれば幸いだ。

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