AFC U-23選手権、韓国代表は日本との決勝戦で2点差をひっくり返されての逆転負けを喫した。

敗戦後、シン・テヨン監督は、このように述べていた。

「日本との決勝戦は、私達が今後どの部分をより準備するかを学ぶことができる試合になった。オリンピック本大会では、世界の強豪チームと対戦する。本大会までの残りの期間中にチームを全体的に一段階発展させなければならない。選手たちの技術もアップグレードする必要がある」

韓国国内では、この世代の代表チームは史上最弱や「谷世代」とも言われており、スターはいないが先生(シン・テヨン)のもとまとまりを見せたというような伝えられ方もしている。これまでの韓国とは一線を画すチームスタイルを志向しているため、「弱い」と映るのかもしれない。詳しくは、こちらの分析記事を参考に

さて、シン・テヨン監督は本大会に向けて守備の重要性も訴えている。そんななか、すでにオーバーエイジ枠を巡る話題も出てきているようだ。挙げられている候補者には、元Jリーガーも多いので紹介したい。

なんでも『中央日報』によれば、3つの枠のひとつは実力と経験を兼ね備えたA代表レベルのDFを採用する計画だという。

DF枠として挙がっているのは、キム・ヨングォン(25歳、広州恒大)、ホン・ジョンホ(26歳、アウクスブルク)、チャン・ヒョンス(24歳、広州富力)。

CBと左SBをこなすキム・ヨングォンはFC東京と大宮アルディージャでもプレーしたレフティだ。そして、チャン・ヒョンスはFC東京でプロキャリアをスタートさせた長身DFで、ボランチとしてもプレー可能。ただ、彼ら3人の選出について、所属クラブが協力するかは不透明だとのこと。

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