アルゼンチン1部リーグのボカ・ジュニオルスは、「新しい監督として、元アルゼンチン代表FWギジェルモ・バロス・スケロットを招へいした」と公式発表した。

シーズン以降のため、今年は上半期だけの短いシーズンで行われていることで知られるアルゼンチン。

15チームごとの2グループに別れて戦っているが、ボカ・ジュニオルスは5試合で2勝1分け2敗と調子が上がらず、先日ロドルフォ・アルアバレナ前監督を解任していた。

そして今回、クラブは新たな監督としてレジェンドでもあるギジェルモ・バロス・スケロット氏を迎えたことを発表した。

ギジェルモ・バロス・スケロット氏は1973年生まれの42歳。ヒムナシア・ラプラタから1997年にボカ・ジュニオルスへ加入し、2007年まで長く所属していた名アタッカーである。

2011年に現役を離れた後はラヌースの監督を2015年まで務め、今年1月にはイタリア・セリエAのパレルモで新監督になることが発表された。

ところが、彼にはUEFAのライセンスがなかったためジョヴァンニ・テデスコが名義上の監督となり、バロス・スケロットはチームマネージャーとしてベンチ入りすることに。

クラブは問い合わせを行っていたものの結局UEFAは彼にライセンスを発布せず、最終的に彼は「新監督として発表された男が、監督になる前に退任」という珍しい結末を迎えることになった。

ただ、バロス・スケロットはそれからわずか20日で愛する古巣ボカ・ジュニオルスを率いることになったということで、結果的にはこの方が良かったのかもしれない。

【厳選Qoly】U-23日本代表、奮起が求められる3名!パリ五輪出場には活躍が不可欠

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら