CB:フランツ・ベッケンバウアー

彼は男たちのリーダーだった。優雅で巧みなパスを出すことが出来た、突出したリーダーであった。

しかし、私はこれを話さなければならない。彼は私の心を悲しませたのだ。

8歳の時、私は1974年ワールドカップを見ていた。西ドイツとオランダによるワールドカップ決勝を見ていた。そして、私はオランダをサポートしていた。

彼らが負けた時、私は目が腫れるほど泣いたよ。非常に悲しかった。しかし、私は『カイザー』の輝かしさの全てを理解している。

右SB:ジュニオール

彼は強い選手だった。男の中の男だ。彼は1982年のワールドカップに出場した偉大なブラジル代表チームの中で、大きな役割を担っていた。最も偉大なチームであっても、時にトーナメントで勝つことが出来ないものだ。

彼はディフェンス面に優れており、さらに攻撃面でも非常に良かった。

私は、彼が自己を表現した方法が好きだった。常にフットボールを楽しむような人物であった。

左SB:ジャシント・ファッケッティ

誰もがイタリア人のディフェンダーを欲するものだ。そして、ファケッティよりも良い選手は誰もいない。

私は、彼がプレーしているのを生で見るには、あまりにも若かった。しかし、60年代後半からのハイライトを見た。

そして、私はすぐに彼のことが気に入った。高貴な選手であり、激しく、そして巧みであった。

サイドバックでありながら、彼は多くのゴールも決めている。

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