「パナマ文書」問題が、世界を震撼させている。

サッカー界でも続々と大物の名前が出てきているが、メッシ、プラティニらと共に早い段階で名前が挙がったのアルゼンチンの名門ボカ・ジュニオルスの元会長で、同国の現職大統領マウリシオ・マクリ氏だ。

現在も熱狂的なボケンセ(ボカ・サポーター)として知られる57歳のマクリ氏。

実業家の手腕を生かし、ボカ会長を務めた1995~2007年の12年間で2度の世界一、4度の南米王者に導くなど、クラブを南米一とも称される強豪へと育て上げた。

会長を退任後は保守系の政治家へ転身。一時的な会長職復帰を経てブエノスアイレス市長を務めた後、昨年末の選挙で12年間続いた左派政権に勝利し、第57代アルゼンチン大統領に就任した。

マクリ氏といえば2001年、元日本代表FW高原直泰(現沖縄SV)のボカ移籍を実現させた人物だ。

当時のマクリ会長と高原(上)、高原のボカ時代唯一のゴール映像(下)

それだけに日本との親交が深いのだろうか。今回、パナマにペーパーカンパニーを設立していたことが明らかになったのだが、日本人にとってちょっと驚きの会社名であった。

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