師匠2 カルロ・アンチェロッティ

ブロッキがもう1人師匠として影響を受けていると公言しているのがアンチェロッティである。

言うまでもなく世界的な名将として数えられている氏は、セリエA、プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ…と数々のタイトルを獲得している。

ミラン 2002-03シーズン

ブロッキは、2001年より2008年までミランで活躍。その途中にはフィオレンティーナへのレンタルがあったものの、アンチェロッティ在任時に多くの時を共に過ごしたこととなる。

そのアンチェロッティがミランで起こした改革と言えば、それまでトップ下の選手だったアンドレア・ピルロを中盤の底に配置しレジスタとして起用したことだ。司令塔役を低い位置に入れることで、敵のプレッシャーから逃れた状態でプレーさせやすくする、という策は大きなムーブメントを呼び起こした。

2002-03シーズン ミラン フォーメーション

フォーメーションは、4-3-2-1ないしは4-3-1-2。

アンドリー・シェフチェンコ、フィリッポ・インザーギが怪我がちで2トップ揃うことは少なく、後に本格化する4-3-2-1(別名「クリスマス・ツリー」)が登場したのもこのシーズンだ。

本来ならトップ下でポジションが被るピルロ、リヴァウド、ルイ・コスタら技術の高い選手を多く同時起用することができた。

ブロッキは12試合の出場である。右のインサイドハーフで主に起用され、ジェンナーロ・ガットゥーゾの控えとしてマッシモ・アンブロジーニらと共に出番を待っていた。

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