オランダ2部、ゴー・アヘッド・イーグルス対NAC戦の後半にこんな場面があった。
Indrukwekkende 61ste minuut in Deventer. Het stadion staat en klapt voor Jelle. #NACpraat #YNWA pic.twitter.com/jlOWzefJs8
— NAC Breda (@NACnl) 2016年4月29日
試合時間が60分を超えたところで、ホームのゴー・アヘッド・イーグルスサポーターたちが、相手GKイェレ・テン・ラウエラールへ拍手を送ったのだ。そこにはある理由があった。
テン・ラウエラールは61歳になる母親を先週亡くしたばかりだった。これを知ったゴー・アヘッド・イーグルスサポーターたちが、61分にあわせて彼を勇気づけるための拍手を送ろうとSNSなどで呼びかけていたのだ。それが実現したそうで、なんとも美しい光景であった。
8年前には父親を亡くしていたというテン・ラウエラール(現在35歳)。先週の試合は欠場し、火曜日に執り行われた葬儀にはチームの全選手も参列。その際には「本当に感謝している。多くの人達が駆けつけてくれた美しい葬儀だった」と語っていたそうで、今回のサポーターたちの思いもきっと届いたはずだ。