『Gazzetta dello Sport』は「ピサの監督を務めている元イタリア代表MFジェンナーロ・ガットゥーゾは、ペップ・グアルディオラとバルセロナの真似をする者を批判した」と報じた。
今では世界の戦術の一つとなった「ティキ・タカ」。バルセロナが生み出したパスサッカーは、かつてミランが作り上げたゾーンプレス以来の戦術革命であるとも言われている。
しかし、監督としての道を歩み始めたガットゥーゾは取材に対して以下のように話し、彼らの真似をすることはイタリアのサッカーに悪影響があると語った。
ジェンナーロ・ガットゥーゾ
「バルセロナとグアルディオラは、クラブやコーチの間にモンスターたちを作り上げているんだ。
最終的には、全てが少し歪んでしまった。オレ達は我々は他人をコピーすることばかりやって、自分たちの守備の文化を失ってしまったのさ。マーキング、そしてゴールキーパーのスキルをだ。
我々は変化が必要だ。それだけは正しい。しかし、なぜ長年にわたって良いと言われてきたものを持ち続けることができないんだ?
なあ、イタリアはこの胸に4つの星(ワールドカップ優勝)を持っているんだぜ。多くの素晴らしいコーチが生まれてきた。したがって、我々が過去50年に渡ってやってきたことが全てゴミなわけがないんだ。
ジョゼ・モウリーニョ、そしてディエゴ・シメオネがやっているサッカーは何なんだ?
今日のオレ達の若手選手は、一週間で10時間しかプレーしない。これはオランダよりも少ない。かつては1日10時間はプレーしようとしていたよ。より多くの才能が生まれた理由は、それだ。
今では、ここにはスマートフォン、そしてプレイステーションの天才がいる。フットボールの天才よりも多くのね」
また、コッパ・イタリア決勝に向けたプレゼンテーションに出席した彼は、かつての代表での同僚であるフランチェスコ・トッティについて以下のように話し、とにかく契約更新した方がいいと助言している。
ジェンナーロ・ガットゥーゾ
「(代表で同僚だったフランチェスコ・トッティが、ローマで不思議な状況になっているね?)
友人として、オレは彼に言うよ。契約更新しろと。お金はもっと稼げるよ!
彼は、まだ強いところを証明してきたわけだ。彼はシンボル以上の存在だよ。非常に長い間プレーしてきた。
ルチアーノ・スパレッティ監督とジェームズ・パロッタ会長はいろいろ査定するだろうが、友人としては、トッティが契約を更新してくれたほうが幸せに思うね」