エリヴォーは日本人の母親とハイチ人の父親の間に大阪・吹田市で生まれ、幼少期にアメリカへ移住。昨年5月、レヴォリューションのトップチームに昇格を果たした。
アメリカに渡った後も日本には戻ってきているようで、今年の正月には大阪に帰郷しこんな写真をパシャリ。
3月には、たった4分間ではあるが待望のMLSデビューを果たしている。
86' - Zachary Herivaux on for Scott Caldwell #NERevs #PHIvNE pic.twitter.com/sfdIezB9pA
— NewEnglandRevolution (@NERevolution) 2016年3月20日
現在20歳のエリヴォーはこれまでハイチの年代別代表に選ばれ、U-20ワールドカップとリオ五輪の予選を戦っているが、A代表での出場経験はない。
日本の法律上は22歳まで多重国籍者の扱いになるため、彼は今なお“日本人”でもあり、まだ日本代表入りのチャンスもあるのだ。
先月、日本のCS番組に出演した際には、日本代表とアメリカ代表(こちらの権利もあるらしい)入りの可能性を残すためにコパ・アメリカには出場しない意向を示していたが…ハイチサッカー連盟は彼をメンバーに選出した。
今回はあくまで仮登録で今月20日までに正規の登録メンバー23人に絞られる。もし、本人が選出を了承し、本大会で試合に出場してしまったら日本代表入りの可能性は消滅することになるが、果たしてエリヴォーはどのような決断を下すのだろうか。
なお、今回、同じく日系人のボビー・ウッド(ウニオン・ベルリン)もアメリカ代表の一員として40人のメンバーに選出されている。