怪しい投資
ウェストハム・ユナイテッドで週給6万ポンド(およそ950万円)、年俸にして312万ポンド(およそ5億円)を受け取っていたルーカス・ニール。
メディアの報道によれば、彼はこの際に高いリスクの投資を行っていたという。映画産業、不動産、そして競馬だ。
部外者にとっては、これらは奇妙な道であるように思える。ところが、これは節税を行うための投資として、英国のサッカー選手には馴染みの方法であるのだ。
特に映画業界は有名だ。かつてマンチェスター・ユナイテッドでもプレーしたキース・ギレスピーはそこに投資を行い、720万ポンド(およそ11.4億円)を失い、2013年に破産した。
“サッカー界最大の詐欺師”も…「破産した12名の有名選手たち」 https://t.co/213S0Ktexn pic.twitter.com/0R9vHb26lm
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年5月4日
アメリカにおけるルーカス・ニールの投資の噂は、決して確認されたものではない。ティム・ケイヒルと同じアパートのブロックを買ったという話だ。
ロビー・スレイターは言う。ニールの心の中には、まだオーストラリア代表に執着する心があるのだと。その穴を埋めるため、お金を使っていったのだという。
ロビー・スレイター
「ルーカス・ニールは、間違いなく『3回目のワールドカップにいけるはずだった』と思っている。そこでキャプテンを担うべきだったと。それはおそらく、今でもだ。
ホルガー・オジェックからアンジュ・ポステコグルー監督に代わり、キャプテンは変わり、ニールはチームから落ちた。彼はあの時点から回復できていない。
彼のアイデンティティの全てがオーストラリア代表、そして100capというところに縛られていたのだ」