7位 アーセン・ヴェンゲル(アーセナル)
もはや語る必要が無い指揮官。それがアーセン・ヴェンゲルだ。
現時点でプレミアリーグで最も長く指揮を執っており、これまでに得た成果は大きく、ノースロンドンのクラブが世界屈指の人気を誇るのも、ヴェンゲルの手腕に拠るところが大きい。
しかし、課題は皆が理解しているようにプレミアリーグ制覇から遠ざかっていることと、チャンピオンズリーグのタイトルを獲得できていないことだ。また、近年は大型補強を連発しているが、「肝心なポジションの補強が足りない」という声も多い。
トップ4入りを続けていることは高く評価できるが、“インビシブルズ”を知るグーナーたちからの期待はもっと大きなものだ。「今シーズンこそ!」と祈念するグーナーたちを満足させる結果を期待したい。
6位 マウリシオ・ポチェッティーノ(トッテナム)
今シーズン、レスターと最後まで優勝を争ったことで賞賛されたトッテナム。優勝の可能性が潰えた後に最大のライバルであるアーセナルに逆転を許してしまったのは残念だったが、クラブの未来は非常に明るいものとなっている。
ハリー・ケインとデル・アリのブレイクはポチェッティーノの功績であり、カイル・ウォーカーとダニー・ローズはEUROでイングランド代表のSBを務めることになるはずだ。
トッテナムといえば、資金力はあるが同じロンドンのアーセナルやチェルシーと比べると目立たない存在だ。しかし、上述の選手たちの存在から今後大きな注目を浴びてゆくのは間違いないはず。
来シーズンはチャンピオンズリーグと二足のわらじを履くことになるため、戦力補強も必ずや行われるだろう。
「俺たちがいるぞ!」
スパーズサポーターの鼻息は荒く、ポチェッティーノの手腕に大きく期待したいところだ。