勝てない、勝てないのだ

過去5試合を戦って1分4敗と、日本代表にとって鬼門の相手だ。

日本代表のブルガリア代表対戦成績(1分4敗)

1976年1月25日 ●1-3 東京(日本) 朝日国際サッカー大会
1976年1月28日 △1-1 大阪(日本) 朝日国際サッカー大会
1976年2月1日 ●0-3 東京(日本) 朝日国際サッカー大会
2006年5月9日 ●1-2 大阪(日本) キリンカップ
2013年5月30日 ●0-2 豊田(日本) キリンチャレンジカップ
何と1976年に初対戦をして以来40年もの間、日本代表はブルガリア代表に勝ったことがないのだ。仮に3日の試合に勝つことがあれば、歴史的な勝利と言えるだろう。

強みは中盤か

今回の来日メンバーは若い選手が多い。

ブルガリア国内で圧倒的な強さを見せるルドゴレツを中心にベロエ、リテクス・ロヴェチ、レフスキ・ソフィアの選手を主に昔はその4チームでプレーしていたが、今は海外にステップアップを果たした選手達が含まれている。

正直なところ、フォワード陣は純粋なストライカーとして二桁得点をあげるような選手は含まれていない。

ディミタール・ベルバトフのように存在感のある選手はいないが、MF陣はなかなか粒ぞろいだ。若くして国内で活躍し、その後海外へ引き抜かれている選手が多く一番の特徴と言える。

そういう意味では、日本代表と強みは変わらず中盤ということになるだろうか。

注目は本田圭佑の元同僚ミラノフ

注目選手は、CSKAモスクワで(短期間ながら)本田圭佑の同僚でもあったゲオルギ・ミラノフだ。

双子の兄弟イリヤ・ミラノフとともにリテクスでプレーし、2012年に最年少記録でブルガリア最優秀選手に輝いた選手だ。

そのリテクス・ロヴェチで16ゴールをあげ、2013-14シーズンにCSKAモスクワに引き抜かれた。今季はグラスホッパーへローンへ出されそこでレギュラーとしてプレーした。現在は24歳と順調にステップアップしている。

大柄だが、スピードとテクニックがある攻撃的MFで、左利きで周囲を使いながらゴールへ向かっていく形が得意だ。中盤であれば複数ポジションでプレーするポリバレントさもある。

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