日本代表は3日に行われたキリンカップの試合でブルガリア代表を7-2で下し、決勝でボスニア・ヘルツェゴビナ代表と優勝をかけて対戦することになった。

長らくフランスに住み、会見もフランス語で行っているヴァヒド・ハリルホジッチ監督だが、母国ボスニアとの対戦には特別な想いを抱いていることだろう。

ハリルホジッチ監督はかつて母国ヴェレジュ・モスタルでプレーした後、ユーゴスラビア代表やパリ・サンジェルマン、ナント(いずれもフランス)で輝かしいキャリアを築いた。

一方、ボスニア代表を指揮するメフメド・バズダレヴィッチ監督も、母国ジェリェズニチャル、ソショー、ニーム(いずれもフランス)で活躍した元ユーゴスラビア代表プレイヤーである。

似たような過去を持つ2人だが、国際舞台では共演する機会は巡ってこなかった(ハリルホジッチがEURO1976、1982W杯に、バズダレヴィッチがEURO1984、ロス五輪に出場)。

しかし、今から35年も前にこんなことがあったのをご存知だろうか。

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