リオ五輪の男子サッカー競技も、グループステージ第2節が終了。

グループステージは現地時間10日に行われる第3節が最後の試合となり、日本にとってこの日のスウェーデン戦は絶対に負けられないゲームとなった。

そんななか、優勝候補の筆頭を目されていたブラジルも厳しい戦いを強いられている。

第1節の南アフリカ戦をスコアレスドローで終えると、第2節のイラク戦も同じく0-0。格下相手に引き分けてしまい、さらにはまたもやゴールを奪うことができなかった。

自国開催の五輪で悲願の金メダルを期待するブラジル国民にとって、現在の成績は到底納得できるものではないだろう。

この日のイラク戦、チームの不甲斐ないパフォーマンスにスタジアムのファンはこんなチャントを歌っていたようだ。

多くのシュートを放ちながら得点に結び付けられないチームに向けられたのは、"Marta!"のチャント。

マルタとはブラジル女子サッカー界のレジェンドであり"Pelé de saias(スカートを穿いたペレ」)"とも呼ばれる女子サッカー選手だ。

要は、「これだけ良いプレーができないならマルタを代表に呼べ!」と主張しているわけだ。もちろん性別が違うためそんなことは不可能だが、それだけ男子チームのパフォーマンスに納得していなかったのだろう。

マルタ擁する女子代表は今回のリオ五輪に参加しており、ここまでグループステージ2試合を終えて2勝。6日には強豪スウェーデンに5-1と大勝するなど最高のスタートを切っており、そうしたこともあってファンはマルタの名を叫んだようだ。

マルタを使った“皮肉”は他にも確認でき、『Globo』はこんな写真を紹介。

こちらはマルタがネイマールにサッカーを教えているという風刺画。黒板に書かれているのは「サッカーの授業」という意味のポルトガル語だ。

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