2. 東京大会でもサッカー競技は開会式よりも早い
これも「あるある」なのだが、五輪のサッカー競技は開会式を待たずして行われる。
リオ五輪では女子サッカーが開会式の2日前に、男子サッカーが1日前に開催された。
「なんで?」と首を傾げる人も多いのだが、実はこれ、ある意味で特別なルールなのだ。
近代オリンピックに関する規約をまとめたオリンピック憲章では競技期間について「16日以内」と定められており、試合数が多く中日を挟まなければいけないサッカー競技では開会式の後に開幕戦を行っていては、閉会式まで全試合を行うことができないのだ。
そのため、例年開会式に先駆けてサッカー競技が行われているわけだ。開会式の1日前に行われたリオ五輪の男子サッカーであったが、決勝戦が行われたのは閉会式のわずか1日前だった。
東京五輪でもサッカーは他競技に先駆けて開幕するようで、「立候補ファイル」によれば開会式の2日前にあたる7月22日(水)に女子サッカーが開幕し、1日前の23日(木)に男子サッカーがスタート。
開会式は24日(金)20時からであるが、全競技の中で開会式以前に競技が行われるのは今のところサッカーだけである。