各ビッグクラブにはおおよそ有名なディレクターやジェネラルマネージャーがいるものだ。
監督よりも上の立場でチームの構成を担当し、選手補強や放出にも大きな影響力を持っている。
しかし、その中で少しチェルシーは異端だった。かつてナイジェリア代表としてプレーしていた経験を持っているマイケル・エメナロ氏がテクニカルディレクターを務めていたからだ。
Michael Emenalo is destroying Chelsea, tears in my eyes!!! pic.twitter.com/CsKx2G1Ntf
— Tom Don (@ThomasSimpson01) 2016年8月31日
レイ・ウィルキンスが離れた後にチーフスカウトからエメナロ氏がアシスタントに昇格し、その後2011年にディレクターとなった。彼が中心となって行っていると言われる大量のローン移籍、そしてアカデミーのタレントの無視などにも批判は大きく、ファンからの支持は得られていない。
そして、『Corriere dello Sport』は「チェルシーは、マイケル・エメナロ氏を解任し、ヴァルテル・サバティーニ氏を招聘しようとしている」と報じた。
#news #italy Roma, Sabatini: "Rimpianti per Scudetto mancato. Totti da Nobel per la fisica": Walter Sabatini saluta la Roma… #RT #fashion pic.twitter.com/RAX0hNLPmk
— SagittarioCase (@SagittarioCase) 2016年10月7日
ローマで長くディレクターを務め、移籍を担当してきたサバティーニ氏。敏腕として知られていたが、昨年ドゥンビアなどの獲得で失敗したことから評価を落とした。
また、ジェームズ・パロッタ会長との関係はエリック・ラメラの売却などを巡って意見が対立しており、関係は決して良くはなかったと言われている。
そして今月彼はローマとの雇用契約が終了しており、現在はフリーの身となっている。
チェルシーのアントニオ・コンテ監督は彼の能力を高く評価しており、チェルシーも今夏ラジャ・ナインゴランの獲得を巡って彼との接触を行っていたため、関係はあるという。
サバティーニ氏もチェルシーからの誘いを受けることに前向きであるとのこと。かつては「自分の英語は下手」と話していた彼であるが、イギリスでの仕事を受ける可能性も高まっているようだ。