日本代表にとって最大のライバルといえば、やはり韓国代表だろう。

2002年のワールドカップではベスト4に入る躍進を見せたが、近年では国際大会で日本と同等の成績を収めており、ヨーロッパで活躍する選手も少なくない。2015年のアジアカップでは準優勝を経験している。

しかし、そんな韓国代表に試練の時が訪れている。A代表からユース代表にいたるまで、結果が出ていないのだ。

まずは2018年ワールドカップへの出場を目指すA代表だ。

アジア2次予選を8戦全勝で切り抜けた韓国。しかし、3次予選では日本同様微妙な立ち位置にいる。

初戦の中国戦こそ3-2と勝利したのだが、格下であるシリアに0-0と引き分けると、先日行われたイラン戦に敗れここまで1勝1分1敗。

グループAで3位につけており、来月に予定されているウズベキスタン戦の結果次第では、ウリ・シュティーリケ監督の解任もありうるのではないかと報じられている。

そんな韓国は、世代別代表でもここ最近結果出ていない。

今年の9月から10月にかけ、インドではAFC U-16選手権が開催になった。

この大会は来年行われるU-17ワールドカップへの予選を兼ねていたのだが、グループCに入っていた韓国はまさかのグループステージ敗退。2015年のU-17ワールドカップではブラジルを破るなど快進撃を見せていたが、今回は世界への切符を手にすることはできなかった。

さらに、ショッキングな敗退となったのは現在バーレーンで行われているAFC U-19選手権だ。

2連勝スタートでグループステージ突破が現実的であったのだが、先日行われたサウジアラビアに逆転負けを喫し、なんと最終節で1位から3位に転落し敗退が决定となったのだ。

U-19代表にはバルセロナに所属する期待のMFペク・スンホも選ばれていたのだが、出場機会はなく大会を後にしている。

同大会は来年行われるU-20ワールドカップの予選を兼ねている。韓国は開催国であるため出場権に影響は出なかったのだが、代表チームに蔓延するネガティブなムードを象徴するかのような敗退劇であった。

なお、韓国は女子のU-20チームが11月に行われるワールドカップに出場予定である。

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