『The Breaking Times』は「ナイジェリア女子代表の選手やコーチの一部が、その立場を失う可能性がある」と報じた。
先月からカメルーンで行われていた女子アフリカネイションズカップで優勝を果たしたスーパー・ファルコンズ(ナイジェリア女子代表)。
重要なタイトルを獲得した彼女たちであるが、その後サッカー連盟から手当やボーナスが支払われていないことを理由に、ホテルに立てこもるという手段に訴えた。
そして『BBC』など各国のメディアに対して自分たちの窮状を訴え、全ての給与と手当を手に出来るまで国に帰らないとストライキを敢行したのだ。
アメリカ生まれながらもナイジェリアの誘いを受けて国籍を変更したFWフランシスカ・オルデガ(ワシントン・スピリット)は、公に代表招集を受け入れたことを後悔していると語っている。
スポーツ大臣のソロモン・ダラング氏は木曜日にカメルーンを訪れ彼女らを説得したとのことであるが、その対話もまだ実っていない。
この前代未聞の事態に、サッカー連盟会長を務めているアマジュ・ピニック氏は、国内の問題を外国のメディアに暴露した人物を永久追放すると宣言した。
アマジュ・ピニック
「私はきっぱりと宣言する。オルデガらのような人物は、もはやスーパー・ファルコンズのメンバーに入ることはないし、その名前も聞くことはないだろうと。これは他のサッカー連盟の重役からも聞いている。
他の10名程度の選手も永久追放されるだろう。国際的なメディアに向けて祖国を嘲笑した。今後、連盟はこのような事態に対しての行動規範を作成することになる。
コーチやスタッフも例外ではない。彼らは仕事を失う可能性がある。もっとも重要な時に、連盟をサポートしなかったからだ」