4. ザ・フロート・マリーナ・ベイ

開場:2007年
キャパシティ:3万
ホームとして使用するクラブ:なし

一度見たら忘れない、海に浮かぶ芝のピッチ!それがシンガポールのザ・フロート@マリーナ・ベイだ。マリーナ・ベイ・フローティング・プラットフォーム、濱海湾浮動舞台とも呼ばれる。広さは120m×83mと、海上の浮遊式ステージとしては世界最大。見た目はサッカーコートで実際に試合が行われることもあるが(※ピッチは人工芝)、イベントスペースとして使用されることが圧倒的に多い。また、3万人を収容するスタンドとピッチの間にある道路は、実はF1シンガポールGPのコース。脇から入り海に向かって左側のスタンド下にあるトンネルで再び裏手の市道と繋がっている。対岸にある5つ星ホテル、マリーナ・ベイ・サンズなどとともにこのエリアを象徴する多目的施設だ。

選出者:編集部O

5. チャンリミタン・スタジアム

SQUADS CONFIRMED- THIMPHU CITY VS CLUB VALENCIA http://www.bhutanfootball.org/...
Bhutan Football Federationさんの投稿 2017年1月31日
Bhutan Football Federationさんの投稿 2017年2月15日

所在地:ブータン(ティンプー)
開場:1974年
キャパシティ:2万5000人
ホームとして使用するクラブ:ドルゥク・ポル、ドルゥク・スターなど

2002年ワールドカップの決勝戦が日本で開催された同日、当時FIFAランク最下位のブータン代表が「もう一つの決勝戦」として1つ上の順位だったモントセラト代表と戦ったのがこのスタジアムだ。そんな彼らもこの15年で強化が進み、今ワールドカップ予選では初めて一次予選を突破。二次予選では我らが日本代表と同組になる可能性があったことから、この会場が「美しすぎるスタジアム」として話題になった。仏教国らしく、寺院の雰囲気が漂うメインスタンド、背後には神々しい山々に澄み切った青い空と手に届きそうな雲…この大自然の中で悠久の歴史に想いを馳せながらボールを蹴ることは、「幸福の国」であるブータンの人々にとっても珠玉の悦びであろう。私たち国にもどこか一つくらい、古来より脈々と受け継がれてきた和風の建築によって建造されたスタジアムはないものだろうか。

選出者:編集部H