ダニー・ウェルベック

2008~2014:マンチェスター・ユナイテッド
2014~:アーセナル

今回の移籍例の中で、現在も唯一"進行中”なのがダニー・ウェルベックだ。

マンチェスター・ユナイテッドの下部組織時代から、各年代のユース代表に選出されるなど、大きな期待を集め、2007-08シーズンからはトップチーム登録。翌シーズンにはプロデビューも果たした。しかし、実力者ひしめくビッグクラブでは思うように出場機会を得るには至らず、レンタル移籍を経験。プレストン・ノース・エンド、サンダーランドでプレーした。しかし、この武者修行で大きなレベルアップに成功、ユナイテッドに帰還した2011-12シーズンには30試合に出場して9得点と主力として活躍。翌季以降も25試合以上に出場し、イングランド代表にも度々招集されるまでに飛躍した。

そして、2014-15シーズン開幕後、ラダメル・ファルカオの加入による、一種の”玉突き事故”のような格好でアーセナルへ移籍。子供の頃のアイドルであったティエリ・アンリが所属したチームの一員になれたことに本人も喜びのコメントを口にしていたが、度重なる怪我の影響でコンスタントなパフォーマンスが出来ず、ここまでは苦戦中の印象だ。