どんなタイプのチーム?

抑えておきたいのは、彼らは主に西アフリカからの奴隷がルーツであるということだ。

ハイチ人の血を引くアルティドール(アメリカ代表)、ボセジュール(チリ代表)などは顕著な例だが、身体能力と並外れたパワーはジャマイカに匹敵かそれを超えるものがある。彼らの愛称が“Les Grenadiers”(=擲弾兵)というのも納得だ。

技術や戦術面は拙いものの縦の速さやフィジカルは世界屈指のレベル、そうした意味でも“仮想・西アフリカ勢”といえるかもしれない。

注目選手は?

注目選手は先に配信した『未来の日本代表も?「スタジアムで観たいハイチの選手たち」』のなかでご紹介したが、

これ以外にもオセール移籍後にすぐレギュラーを掴んだカルラン・アルクス、同国レジェンドと同じ名前を持ち、今回初招集されたジミー・サノンなども面白い存在だろう。

メシャク・ジェロームは2007年のU-17ワールドカップで日本と対戦した時の唯一の選手だ。