マゾーラ

Marcerino Junior Lopes Arruda (Mazola)
国籍:ブラジル
ポジション:FW
年齢:28歳
所属:フリー ※前所属 全北現代 (KOR)

2011年に浦和でプレーした経歴を持つ左利きのストライカー。スピードに乗ったドリブル突破とパンチ力のある左足から多くのチャンスを創り出す。浦和加入当初はひ弱で少年のような出で立ちだったが、現在はスキンヘッドに筋肉質のいわゆる「ガチムチ系」の姿に変貌している。

浦和退団後は当時岡田武史氏が監督を務めていた中国の杭州緑城、日本のフットボールファンにはおなじみポルトガルのポルティモネンセなどでプレー。その後ブラジルの数クラブを経て加入した中国2部リーグ(当時)の貴州智誠でブレイク。中心選手としてクラブの1部昇格に貢献した。今シーズンはこの活躍に目を付けた韓国の名門・全北現代に背番号10の好待遇で加入するも、負傷が続き活躍できず。今年6月に契約を解除されていた。

現在はケガも癒え移籍先を模索中とのこと。10月にはブラジルメディアにて、元松本のFWオビナ(34)らとともに「現在失業中のサッカー選手」として掲載されたことで話題となった。市場価値も下落し、現在ではJ2クラブでも手が届きそうなレベルにあると思われる。まだまだ老け込む年齢ではないだけに、得点力不足に悩むJクラブが獲得に乗り出す可能性は大いにありそうだ。

【Jに来るかも知れない度】★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★

ルリーニャ

Luiz Marcelo Morais dos Reis (Lulinha)
国籍:ブラジル
ポジション:MF
年齢:27歳
所属:浦項スティーラーズ (KOR)

高次元のテクニックで相手ディフェンスを翻弄するファンタジスタ。170cmと小柄ながら当たり負けしないフィジカルの持ち主。パス、シュートも一級品で、好調時は誰にも止められない。

ブラジルではユース年代から将来を嘱望され、コリンチャンス在籍時の2005年に開催されたU-17南米選手権ではブラジル代表の10番を背負い7試合12ゴールと大活躍。当時のブラジル国内における若手トップの座に君臨していた。その後伸び悩むも、浦項スティーラーズ加入2年目の今シーズン、華麗に復活。攻撃陣の中核を担い、セレッソ大阪加入が噂される元韓国代表FWヤン・ドンヒョン(31)とともにゴールを量産(33試合17ゴール)。アジアの地でキャリアを再浮上させた。

現在ルリーニャ自身は浦項に愛着を持っているようで、契約を1年延長するオプションを行使しようとしているとのこと。しかし前述のパフォーマンスから今オフには多くのクラブが獲得に名乗りをあげるだろう。ちなみに彼はブラジル・セリエAのクリシューマに在籍していた2014年に一度ブラジルメディアにてJクラブ移籍の噂も報じられており、彼の情報がJのスカウト陣の耳に届いていることは間違いない。ぜひチェックしておきたい選手である。

【Jに来るかも知れない度】★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★★

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