かつてサッカー界では選手たちには愛称や異名が付けられた。例えば、オーストリア代表MFアンドレアス・ヘルツォークは「アルプスのマラドーナ」、名古屋でもプレーしたドラガン・ストイコヴィッチであれば「ピクシー」といった具合にだ。

ところが、いつからかあまりこのような愛称や異名はあまりきかなくなってしまった。とはいえ、ニックネームが“絶滅”したわけではない。今でもこっそりとその地域のサポーターたちの間では呼ばれている名前もあるのだ。

ここでは、面白い異名を持つサッカー選手たちを紹介しよう。

セサル・アスピリクエタ

チェルシーでプレーするサイドバックの愛称は「デイヴ(Dave)」である。これはイングランド人にとってアスピリクエタという名前は発音しにくいことから読みやすい名前をということでついたあだ名となった。また、努力を怠らない姿勢からギャリー・ケイヒルは「ねずみ」と彼に愛称をつけている。

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