選手たちはイエローカードをもらう。レッドカードをもらう。お互いに攻撃的なふるまいでね。
キャリアの中では悪い言葉を口に出すこともある。監督も同じことだ。しかし、互いにより尊重すれば、そこには問題も伴うものだ。
それは野心とクオリティの衝突だ。しかし結局は、同じ仕事をし、キャリアを尊重しあっている人間なのだ。
したがって、私にとってはそれが他人を、プロフェッショナルを、キャリアを尊重する方法なのだ。
私はいつも言ってきた。皆の記憶がすぐに失われることに対して。
しかし我々はサッカー人である。本物のサッカー人だ。4本の線の中に入り、プレーするか、監督をするか、審判をする。そんな我々の記憶は短くない。
私は知っている。プレミアリーグ3回、FAカップ7回。日本とフランスでも仕事をした。
彼がフランスサッカーにもたらしたもの。タイトルから遠ざかっていたアーセナルに与えたもの。スタジアムの移行。彼がやったことを、我々は知っている。
もし彼がこの決断に満足しているのであれば、私も満足だ。そして、彼がサッカー界から引退しないことを願っているよ」
“犬猿の仲”ヴェンゲル退任…モウリーニョが「彼と衝突したワケ」を説明
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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