堂安 律(フローニンゲン)

決定的な仕事をできるという意味では、中島と並んでこの男への期待は大きい。

家長、宇佐美、井手口らを輩出したガンバ大阪の下部組織で育った左利きのアタッカーは、16歳でのデビュー、昨年U-20ワールドカップでの鮮烈な活躍に続いて、海外挑戦1年目にしてオランダ1部で9ゴールを記録し、10代での“ロッベン超え”を決めた。

まだ挫折の経験がないという19歳。恐れを知らず、体の大きな外国人に対しても全く気後れしない彼なら大舞台で「何か」をやってのけるのではないか?そんな思いを抱かせてくれる。自身もガンバを指揮した西野朗監督が就任したことで代表入りに期待を持っており、「活躍する自信がある」と頼もしい。

本田が中村俊輔を押し退け、南アフリカで英雄となって8年。その本田を脇に追いやりロシアで主役となる可能性は十分にある。

選出者:編集部H