『L'Equipe』は5日、「ブラジル代表監督のチッチ氏に批判されたMasterCardは、キャンペーンの内容を変更した」と報じた。
ブラジル代表チームの大型スポンサーであるMasterCardは、このワールドカップに合わせて大規模なチャリティーキャンペーンを発表。
それは「ネイマールとリオネル・メッシがゴールを決めるたび、世界食糧計画(WEP)に1万食を寄付する」というものだった。
これにはネイマールとメッシも賛同の意思を示していたが、先日チッチ監督は記者会見でキャンペーンを批判した。
その理由は、「働いているのはチームである」ということ。ネイマールとメッシだけに注目するような活動にイライラすると苦言を呈したのだ。
しかし、MasterCardの動きは早かった。
この話題が持ち上がったあと、すぐさま「ファンや選手だけでなく他の誰にも、世界の飢餓問題とその原因に対する支援を増やす努力を見失わせたくない」と声明を発表。
それと同時にキャンペーンの内容を変更し、ゴールの数にかかわらず今後100万食を寄付することに決めたとのこと。
世界中でクレジットカードを展開しているMasterCard。さすがの危機管理とスピード決定である。