7月6日、ロシアワールドカップ準々決勝、ブラジル対ベルギーの試合がカザン・アレーナで行われた。
日本戦で0-2から逆転勝ちを演じたベルギー。優勝に向けたこの試合では、万全のブラジル対策を見せる。
マルセロが頻繁に上がるサイドにロメル・ルカクを配置。さらに左にエデン・アザール、真ん中にケヴィン・デ・ブライネが入る4-3-3の布陣を組んだ。
最初の得点が生まれたのは13分。コーナーキックからフェルナンジーニョのオウンゴールを誘い、ベルギーが先制。
さらに36分、カウンターからデ・ブライネが目の覚めるようなシュートを突き刺し、前半でベルギーが2点のリードを奪う。
ブラジルは後半からロベルト・フィルミーノを投入。前に圧力をかけてペースを握り、後ろはキャプテンのミランダがルカクを封殺した。
そして76分、フィリペ・コウチーニョの絶妙なパスからレナト・アウグストが決めて1点差に迫ると、以降はブラジルが圧倒する展開に。
たびたびゴールに迫ったが、シュートがなかなか枠に飛ばず、決定的なシュートもティボー・クルトワがスーパーセーブ。
結局最後までスコアが動くことはなく、2-1で勝利したベルギーが、32年ぶりのベスト4進出を決めた。