――ただ、前半はかなり相手陣内にチーム全体で押し込む試合展開でした。前でボールが奪えていましたね。

「そうですね。最初は自分達も勢い良く入ることを大事にしていたので、早い時間(2分)での先制点も含めて自分達のペースで試合が進められました。

そんな中でセットプレー(CK)から失点してしまったので、そこをしっかりと守り切れれば良かったんですけど、失点してからは相手も勢いに乗ってきたので、どんどん押される場面が多くなって来てしまいました」

――そして後半はかなり引いた位置でのプレーが多くなりました。赤嶺選手がプレーしているのはサイドMFですが、守備の役割はどのようになっているのでしょうか?

「今日の試合に関しては相手のサイドMFのドリブル突破が強力なので、サイドバックに縦のコースを切らせてスピードに乗らせずに、自分が戻って2枚で挟み込む、というような連携を工夫して対応していました。

1対1で勝てない場面が出て来ると考えていたので、人数をかけて守備をしようと話をしていました。ハードワークが求められるポジションだな、と思いますね」

――それでも赤嶺選手自身は55分頃の決定機も含めてシュートを狙う場面が多かった試合でした。(前節での)100試合記念もあって気持ちも入っていた部分もあったのですか?

「100試合というのはあまり意識せずに、いつも通りと思ってプレーしていました。でも決め切れるところで決めないと苦しい展開になってくると思いましたし、まだまだ自分の足りないところだと改めて実感しました」

――前半には惜しいミドルシュートもありました。

「コースが開いていれば思いっきりシュートを狙っていくことは日々の練習から取り組んでいるので、常に積極的にゴールは狙っています」