そして日曜日、僕は家でアーセナルの試合を見たよ。コミュニティ・シールドだ。マンチェスター・ユナイテッドが相手だった。

そこで見たのは子供だった。まだ17歳のセスク・ファブレガスだ。パトリック・ヴィエラのポジションで起用されていた。

彼はいいプレーをしていた。しかし、それについてはあまり考えていなかったんだよ。日曜の夜、僕は家で電話を待っていたよ。明日の予定を決めなきゃならない。なんせアーセナルだ!待ちきれずにね。

しかし、待てども待てども電話は来ない。次の日にはウェストハムの練習に行かなきゃいけなかった。

その道すがら、代理人のデイヴィッド・ガイスが『デイヴィッド・デイン(当時のアーセナル副会長)から連絡が来た』と言った。そしてメッセージが送られてきた。

“すまない。監督は『マイケルは必要ない。ファブレガスが出てきた。申し訳ないが取引はキャンセルだ』と言っている”と。

ファブレガスのパフォーマンスが、僕を求めていたアーセン・ヴェンゲルの心を変えてしまったんだね。

荒れ果ててしまったよ。もうアーセナルに行く気だったからね。あのタレントたちと一緒にプレーする気になっていた。

心ここにあらずだよ。アーセナルは僕をフッた。何をして良いのかわからなくなったね」