━━大学一回生の時にはブラジルとアルゼンチンにも留学したようですね。

昔からキングカズ(三浦知良)に憧れていたこともあって、一度同じように「ブラジルへサッカーしに行ってみたいな」という気持ちを漠然と抱いていたんです。

で、大学入った後に滝二の時のコーチが紹介してくれて、夏休みを利用して一カ月間だけ行きました。

元々はブラジルだけの予定だったんですが、現地の方が「せっかくだからアルゼンチンもどう?」と声を掛けてくれて、「じゃあ、行ってきます(笑)」という流れでアルゼンチンに寄り道しました(笑)

━━当時を振り返ってみてどうですか?

やっぱり、行ってて良かったなと思います。

ブラジルから立命館の監督に「大学やめてこっちに残りたい」と電話したぐらいなので(笑)もちろん、「ダメ」と言われましたが(笑)

あの経験があって、今の僕の生き方があるというか…色々と繋がっている部分はありますね。

━━本場のサッカーは違いましたか?

ブラジルでは最初ユースチームで途中からトップチームに上げてもらったんですが、ちょっとイメージと違いました。

どこかブラジルってドリブルの印象が強いですが、実はワンタッチツータッチでのシンプルなプレーがめちゃめちゃ上手いんですよ。そして、フィジカルコンタクトが本当に強い。とにかく、吹っ飛ばされましたね(笑)

日本であそこまでやられたことはなかったので、ブラジルと言えば、こねくるような上手さよりもその衝撃のほうが印象に強く残っています。