武藤 嘉紀
昨夏のロシアワールドカップに出場した武藤だが当時は空回りすることも多く、大会後はニューカッスル移籍やケガも重なって招集されていなかった。
塩谷と同様、浅野拓磨の負傷によって追加招集された今大会も控えであり、得点はグループステージ最終節ウズベキスタン戦での1つのみ。しかもこれが約4年ぶりのことだ。
しかしながらプレミアリーグで揉まれる彼の個人能力はやはり別格で、特に決勝のカタール戦は彼の登場によって大きく流れが変わったことは事実であろう。
終盤、ピッチに顔を埋めてうなだれる主将・吉田麻也に対して鼓舞する場面は印象的だった。彼のゴールと勝負にかける強い想いは、これからも必要とされていくだろう。