『Daily Mail』は2日、「マンチェスター・シティがチャンピオンズリーグからの出場禁止を言い渡される可能性がある」と報じた。

これのもとになっている情報は、サッカー暴露ネットワークの「Football Leaks」が『Der Spiegel』を通じて伝えたもの。

その情報によれば、マンチェスター・シティはオーナーからの資金注入をスポンサーからの支援と偽装するための手続きを行っていたという。

そのメールは2010年4月付のもので、シティのディレクターを務めていたサイモン・ピアースがアブダビの投資会社に送ったもの。

ファイナンシャル・フェアプレー制度の規定では、スポンサー契約における資金は、スポンサーである企業から直接支払われなければならない。

しかしシティはオーナーからの資金を一度スポンサー企業に振込み、迂回する形でチームに支払っていたという。そのメールが数年に渡って複数送られていたことが暴露されている。

【関連記事】 実はPSGもそう!「国家や自治体が所有するサッカークラブ」を知ってる?

マンチェスター・シティはすでに2つの調査を受けている状況にある。

一つはジェイドン・サンチョを獲得した際に代理人報酬を支払ったというもの。当時サンチョは14歳であったため、この支払いは規約で禁止されているものだ。

もう一つはブルーノ・スクリーニを2014年に獲得した際の手続きだ。FAでは選手の保有権を第三者が持つことを禁止しており、シティはその情報を開示せずに隠蔽していたという疑惑がある。

これらの件についてシティ側は「クラブの評判を傷つけようという試みは明らかである」としてコメントを拒否しているが、ここまで複数の違反行為が同時に話題となるのは異例だ。

もしこれらの違反が認められた場合、UEFAチャンピオンズリーグへの出場禁止などの罰則が課せられる可能性があるという。

【厳選Qoly】U-23日本代表、奮起が求められる3名!パリ五輪出場には活躍が不可欠

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら