先週末に行われたカリアリ対ユヴェントスの試合で、イタリア代表FWモイーズ・キーンを巡る人種差別事件が起こった。

試合中にカリアリのサポーターからモンキーチャント(猿の鳴き真似)を受けていたキーンは、試合終了間際に決めたゴールの後、スタンドに向けて腕を広げるパフォーマンスを見せた。

このパフォーマンスによって、キーンはさらにカリアリのサポーターから激しい声を受けることに。

それに対してユヴェントスのキャプテンを務めているレオナルド・ボヌッチは、『Sky』に対して以下のように話した。

レオナルド・ボヌッチ

「モイーズはあれをやるべきではなかったし、カリアリのクルヴァもそう反応してはならなかったので、責任は50-50だと思う。

我々はプロだ。皆のお手本にならなければならないし、誰も挑発してはいけない」

責任は五分五分だと話したボヌッチのコメントに対し、先日モンテネグロとの代表戦で人種差別行為のターゲットになってしまったラヒーム・スターリングは、SNSで以下のように投稿した。

また・ポール・ポグバも自身のInstagramで以下のように投稿。モイーズ・キーンの写真を使い、差別的行為に反対の意を示した。

ポール・ポグバ

「僕は人種差別に対してのあらゆる戦いをサポートする。我々は皆平等だ。良識あるイタリア人は目を覚ませ。小さな人種差別的グループに代弁をさせるな」

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スターリング、そしてキーン。欧州で再び立て続けに人種差別的な行為が確認され、サッカー界での反対運動がまた大きな盛り上がりを見せそうだ。

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