全世界の経済活動に大きな影響を与えている新型コロナウイルス。サッカー界では各国のリーグ戦が中断されている。
『AS』は、ジネディーヌ・ジダン監督が率いるレアル・マドリーは、コロナ収束後のリーグ日程について様々なシナリオを準備していると伝えた。
宿敵バルセロナと熾烈な優勝争いを展開するレアル。19歳の神童ヴィニシウス・ジュニオールが決めたこのクラシコ最年少ゴールは圧巻だった。
この一撃で課題だった決定力にも自信がついただろうか。
ひとつ目のシナリオは、NBA並のスケジュールで試合をこなす案。
6月30日までにシーズンを終わらせるためには、5月15日に予定されていたリーガ最終戦を調整する必要がある。
レアルはその1カ月弱ほどの期間にUEFAチャンピオンズリーグを含めて11試合を戦わなくてはいけないかもしれない。そうなった場合にはNBAのように48時間ごとに試合をこなす必要があるとも。その日程をこなすには、怪我を避けるために選手たちはリカバリーに注力する必要があるとも。
そのほか、シーズンを7月後半まで引き延ばす案もある。
ラ・リーガは放映権料の28パーセント分(5.5億ユーロ≒657億円)の支払いがまだ残っていると試算。また、チケット収入などもあるクラブたちはシーズンを最後までプレーしたがっているとも。
そのため、UEFAやFIFAは6月30日で満了になる選手たちの契約をそれ以降に延ばす緊急措置をとるかもしれないという。それが認められた場合にはシーズンが7月以降にずれ込むこともあるようだが…。