――名前の出た前田俊介選手も今年で3年目ですよね。前田選手との付き合いってどんな感じですか?

マエシュン(前田俊介)が来た時は本当に嫌でした(笑)。

少し前までチームの寮があったんです。僕は家が決まるまで1か月くらい一人で住まわせてもらっていたんですが、突然タカさんから「明日からマエシュンも住むから」と言われて。

「俺、明日からマエシュンと一緒に住むの?」と、最初めっちゃ嫌でした(笑)。面識はなかったんですけど、絶対にクセの塊やん、と。でもすぐに打ち解けました(笑)。

――前田選手とも今回少しお話したんですが、沖縄へ来た頃と比べるとだいぶ変わった印象でした。2年前にお話を伺った時はイメージ通りというか、自分の世界があって、何を聞いても一言二言しか返ってこない感じだったんですが(笑)。

もともと、ただの人見知りですから(笑)。

でもメディアでは結構そういうイメージになっているので、そのキャラクターを大事にしているようです(笑)。「あまり写真を載せるな」とか、「出ないのがいいから」と(笑)。面白いですよ。

沖縄SVで、いま感じていること

――沖縄での生活はどうですか?

とても気に入っています。以前から住んでみたいというのがありましたし、沖縄に来て結婚したんですけど家族も気に入ってくれています。僕より気に入って、「一生住みたい」と言っています(笑)。

――沖縄SVでプレーする魅力はどこでしょう?

まずは環境ですね。チームの若い選手たちは分からないかもしれませんが、シーズンに入ればほとんど良好な天然芝でプレーすることができる。これはJ3のクラブでもなかなかありません。

そういうことを分かっている選手がどれだけいるか。沖縄SVの場合は移動も飛行機ですし、前泊もします。一人部屋で、ご飯代も出してくれるので本当にありがたいです。

ただ、沖縄SVにいきなり入ってここしか知らないような若手選手はこれが当たり前だと感じてしまう面もあります。それをタカさんがわざわざ言うことがないよう、前田俊介、髙柳一誠、西澤代志也らと「僕らが伝える役目だ」と話しています。