――清水エスパルスはどんなクラブですか?

歴史はやっぱりスゴイです。昔から特徴のあるサッカーをしていて、僕が小さい頃から見ていたようなレジェンドもたくさんいました。その方々が土台を作ってくれたおかげで、街のあらゆるところに“オレンジ”が存在する今があるのだと感じています。

――今年から社長が代わり、山室晋也社長になりました。その辺りの変化は感じますか?

すでにエイプリルフールなどで積極的にやっていただいているみたいですが(笑)、こういった状況なのでこれからより実感していくことになると思います。ファン・サポーターの方との距離もこれまで以上に近くなると思いますし、僕たちも楽しみにしています。

エンブレムやチームバスのデザインなどを含め、今年は本当にいろいろなことが新しくなりました。

――そうした中で迎えるリーグ再開初戦、清水エスパルスは無観客のリモートマッチですが、名古屋グランパスとホームで対戦します。お互いに戦い方が1年前に比べるとだいぶ変わりました。

やっていたことがちょうど逆になったのかなと(笑)。これまでとは違う、まったく読めない試合展開になりそうな予感がしています。

名古屋のFC岐阜とのトレーニングマッチが配信されていたので見ましたが、結構仕上がっている印象は受けました。スコアはそこまで動きませんでしたけど、コンディションも上がっていてハードに追い込んでいるのが伝わってきました。

打ち合いになっても堅いゲームになっても対応できるようにしなければいけないと思います。

――清水としては今年、前へ出ていく姿勢が大事になりそうです?

どこまで言っていいのか分かりませんが(笑)、そうですね。基本的な戦い方はやっぱり、速く相手の陣地でボールを奪って、速く攻める。そこをベースしつつ、守るところは守ってという感じだと思います。

点を取られてもゴールを決めに行くのが今年の見どころです。相手よりいかに多くのゴールを決め、勝ちゲームを増やすか。まずはそこですね。

――再開に向けて、ファン・サポーターに「特にここを見てほしい!」というところを最後に教えてください。

見てほしいのは先ほども少し言ったのですが、選手のメンタルの部分です。新しいサッカーにチャレンジしていますし、選手個々の技術も上がっていると思います。ただ今年は、試合に勝ちたい“気持ち”が違います。

ボールに対する執着心など、僕が見ていても昨年とは明らかに変わりました。こういった状況の中で少しでもそこを感じていただければと思います。

西部 洋平
1980年12月1日生まれ(39歳)
清水エスパルス所属

2020 明治安田生命J1リーグ 第2節
清水エスパルスvs名古屋グランパス
7月4日(土)18:00キックオフ

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