先日大きな話題になった、バルセロナとユヴェントスの間で行われたトレード移籍。

アルトゥールとミラレム・ピャニッチが交換されたのだが、その条件が通常のものではなく、アルトゥールを7200万ユーロ(およそ87.5億円)、ピャニッチを6000万ユーロ(およそ72.9億円)として移籍金を支払いあい、差額の1200万ユーロ(およそ14.6億円)をユヴェントス側が支出する…という謎めいた取引だった。

これは財政的に利益が生まれたように見せるための取引だったと言われており、新型コロナウイルスによる影響の経営難を解決するための手段だったそう。

『Calcio e Finanza』によれば、この異例の取引になったことで得をしたのが、当該の選手がかつて所属したクラブ。

FIFAの規定によって移籍金の5%はかつて所属していたクラブに支払われることになるため、ピャニッチがとてつもない金額になったことで金額が跳ね上がったのだ。

ピャニッチが所属していたローマに60万ユーロ(およそ7300万円)、リヨンに45万ユーロ(およそ5500万円)、メスに105万ユーロ(およそ1.3億円)、そしてユース時代のシフランジュに90万ユーロ(およそ1.1億円)が渡ることになったという。

バルセロナではこのような動画で歓迎されたピャニッチ。

世界屈指の司令塔でありつつ、素晴らしい精度のセットプレーで幾度もゴールを生んできた。

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いろいろあっての獲得だったとはいえ、活躍を見せればそれらすべては吹っ飛ぶ。経験豊富なセンターハーフがカンプ・ノウでどこまでやれるのか注目だ。

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