ニューカッスルを相手に3-1と勝利を収めたトッテナム。怪我から復帰したハリー・ケインが2ゴールを決め、敵地で抜け目なく勝点3を奪った。
チームの2点目は、途中出場したスティーヴン・ベルフワインのアシストからケインが決めたもの(動画3:30~)。
この好プレーから、試合後の記者会見ではトッテナムのモウリーニョ監督へ「ベルフワインがスタメンになるには何が必要なのですか?」という質問が飛んだそう。
『Sky』によれば、それに対してモウリーニョ監督は以下のように答えたとか。
ジョゼ・モウリーニョ
「それはいつも私にする質問だね。しかし、君はフランク・ランパードやユルゲン・クロップ、ジョゼップ・グアルディオラにはやらない。すべてのビッグクラブの監督、選手にやるわけではない。
ランパードはプリシッチをプレーさせたが、なぜハドソン=オドイを起用しないのかと尋ねられない。
グアルディオラが誰かをプレーさせ、ベルナルド・シウヴァをベンチに置いたとしても、その選択について尋ねられることはない。
どうやら、私は最初から15人の選手をプレーさせなければならない唯一の監督であるようだ。
あるいは、優れたプレーヤーをベンチに置く権利すら無い唯一の監督であるのかもしれない。
もしベルフワインを今日スタメン起用したら、『ルーカスがスタメンになるにはどうすればいいのか』『ソンがスタメンになるにはどうすればいいのか』と聞かれるのだろう。
彼らは何もする必要がない。ただチームプレーヤーであればいい。それはベンチからスタートし、30分、あるいは1分プレーする選手のことだ。
ヌーノ・エスピリト・サント(ウォルヴァーハンプトン監督)は、アダマ・トラオレをベンチに置いて何回勝ったか。『なぜトラオレがベンチなんだ、なぜジョタやポデンス、デンドンケルをプレーさせるのだ』とは言われない。
トッテナムが最高のチームと戦って競争したい場合、優れた選手が11人しかいないのでは不可能だ。それ以上が必要だ。どこに?ベンチにだ」
いい選手を切り札としてベンチに置くことになぜ文句を言われなければならないんだ…というモウリーニョ。記者に一言言いたくなってしまったようだ。