先日55名ものクラブスタッフを解雇するという決断を下したアーセナル。その中には、クラブで長く国際スカウトを務めてきた敏腕フランシスコ・カギガオも含まれていたことが大きな話題になった。

フランシスコ・カギガオは今年51歳になる元選手で、アーセナルのユースでプレーした後にバルセロナBなどスペインのクラブを渡り歩き、20代で引退した人物。

3ヶ国語を操れ、スペインや南米に強いコネクションを持つことを武器にアーセナルで長くスカウトを務め、セスク・ファブレガスやエクトル・ベジェリン、ガブリエウ・マルティネリらとの交渉を担当してきた。

昨年ブラジルの下部リーグから獲得したマルティネリはいきなりプレミアリーグで活躍を見せ、大きな驚きを与えた。

そのプレー動画がこれ。まだ18歳だったとはにわかに信じられない…。

『Mirror』によれば、突如解任されたカギガオ氏は、ギジェム・バラグ記者のYoutubeに出演して以下のように話したという。

フランシス・カギガオ

「(解雇された理由は?)それは私が答えられる質問ではないよ。誰か他の人へのものさ。

人生は苦い経験もあるものだし、それを恐れることはできないさ。面の皮を厚くして、すぐに明日へと歩みださなければならない。

アーセナルで働けたという特権、そこでの個人的な実績は誇りだ。あそこで費やした時間は名誉なものである。

多くのことを学んだクラブだ。長い間、信じられないような人々と会って仕事ができたクラブだ。

この24年以上、多くのクラブから誘いを受けてきた。いろいろな理由で移籍することは適切ではないと感じ、アーセナルに残ってきた。

アーセナルは名門であり、自分のキャリアを始めた場所だ。そこで人生の半分を過ごせたことは光栄である。

しかし物事には始まりと終わりがあるものだし、それを楽しみにしなければならないんだ。

そう、今私は挑戦を楽しみにしている。なぜなら、多くのオファーを受けているし、これまでの経験を活かせる完璧なタイミングだと感じているからね」

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解雇されたことは他の場所で経験を活かすチャンス…だと捉えているという。

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