新型コロナウイルスの影響により、経営に大きなダメージを受けているバルセロナ。

人件費が非常に高いクラブであることから収入の減少が致命的なものとなった。今季はなんとトップチーム関連の人件費だけで予算を80%を超えているそう。

そのためクラブは人件費を1億7000万ポンド(およそ240億円)ほど削減することを決定し、現在選手側の代表者と話し合いを行っている。

そして、その締切は11月11日に設定されていたものの、クラブの発表によれば「交渉は合意に達することなく終了した」とのこと。

バルセロナは今年初旬にも給与削減を通告し、この際には選手側との合意の下で30%の減給がおこなわれた。

しかし今回クラブはさらなる減給を通告しており、もし交渉が合意に至らなければ一方的に給与が削減されるとともに、従業員側には裁判に訴える権利が与えられる。

また選手組合は一方的に給与が削減された場合フリーで退団できる権利が与えられる…と説明している。

そのため、もし給与削減に関する交渉が決裂で終わった場合、バルセロナの主力選手が一気にフリーで抜けてしまう可能性もあるという。

ただ、今回の交渉においては期限を11月23日に延期することについては合意に至っており、さらなる話し合いの余地は残されている。