今年は新型コロナウイルスの影響によって長らく試合ができない状態になっていたサッカー界。

多くの選手がチームトレーニングすら行うことが不可能となり、自宅で隔離された生活を送らなければならなくなった。

その中で多くの選手が始めたのがビデオゲーム。SNSや映像配信サービスで実況動画を投稿しているセルヒオ・アグエロらを含め、自宅で遊べるものとして人気となった。

ところが、『Daily Mail』によれば逆にこれで「ゲーム中毒になるサッカー選手」が急増してしまったという。

イギリスの有名心理カウンセラーであるスティーヴ・ポープは、現在15名のプロ選手と30名のセミプロ選手を治療しており、これは中断前の3倍にあたる。

またPFA(選手組合)にも各クラブから連絡があり、多くの選手がゲームに依存しているという相談が寄せられているそうだ。

「制御不能になっている。最初のロックダウン以降、相談に来る選手は3倍になった。

サッカーが止まり、他に何もすることがなくなったとき、ゲームはさらに魅力的なものになった。

そしてトレーニングや試合が再開されても、ゲームを暴力的なまでにプレーしていた場合、それを手放すことはできないのだ。

サッカー選手は強迫的な性格を持っている上、プレーできる時間がある。それは精神を破壊してしまう。そして流行は静かに進み、周囲から注意を払われることもない」