近年、様々な修正が行われてきたサッカー界のルール。そうしたなか、元チェコ代表GKペトル・チェフがPKのルールに異議を唱えた。
ペトル・チェフ
「キッカーが11メートルの距離から放つ平均時速112kmのシュートは0.35秒でゴールラインを通過するのに、どんなGKも足を一切動かずに7.32メートル×2.44メートルのエリア(ゴールマウス)をカバーすることになっている。
自分には理解できないよ。
解決策を提示せずに批判だけするのは簡単だ。だからこれを提案する。
審判はスプレーを使ってGKラインから4フィート(1.2メートル)の位置に2本目のラインを引くことができる。PKはそのライン間でセーブしなければならないってのはどうだい?」
現在のPKルールでは「ボールが蹴られる時、守備側ゴールキーパーは、少なくとも片足の一部をゴールラインに触れさせているか、ゴールラインの上に位置させていなければならない」となっている。そのため、蹴る前にゴールラインから離れたとして、GKが反則をとられることが少なくない。
チェフはこのルールはGKにとって厳しすぎるとして代替案を提示。ゴールラインから1.2メートルまではGKが動けるようにすることを提唱していたのだ。
この投稿にはすでに10万以上のいいねがついているほか、海外ファンたちも賛否両論入り乱れる議論を展開している。
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なお、PKが導入された当初の1890年代は、GKがゴールラインから6ヤード(5.5メートル)前進することが許されていた。