当時ストークでプレーしていたFWリアム・ローレンスは『Sky Sports』でこんな話をしている。

リアム・ローレンス(元ストークFW)

「ヴェンゲルはあらゆることを試したよ。

ルールを変えようとしたし、ロリーにタオルでボールを拭かせないようにしようとした。あらゆることをね。

僕らは彼らから嫌われていることを分かっていた。

当時のアーセナルは5人制のチームのようだった。細かなコンビネーションでプレーするのを好んでいた。

彼らが僕らのプレースタイルを嫌悪しているのは分かってたよ。彼らが僕らのことをあまりいい選手たちだとは思っていなかったこともね。でも、それは僕らに拍車をかけるだけだった」

また、ローレンスは「(デラップのロングスローは)コーナーキック以上といえた。彼が投げる軌道は凄かったよ。フラットでストレートで伸び続ける。味方選手に届かなかったとしても、相手に大混乱を引き起こした」とも語っている。

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実際、ハル・シティ戦では相手GKボアズ・マイヒルがスローインではなくコーナーキックに逃げるという驚きの光景もあった。また、ウェストハムはデラップが助走できないように広告ボードをピッチに接近させるという手法まで使った。