かつて名古屋グランパスやアーセナルを監督として指揮したアーセン・ヴェンゲル氏。
現在はFIFAのグローバル部門のチーフを務めている同氏は、FIFAのLiving Footballでこんな話をしていた。
アーセン・ヴェンゲル
「試合をよりスペクタクルに、より速く、より見るのが楽しくなるようにしたい。プレーすることもね。
現時点では世界で最も人気なスポーツだが…現状に留まっているのは悪いことだ」
「(オフサイドやVARについて)私には多くのアイデアがある。
もちろん、我々はそれらをチェックし、実験し、結論を出さなければならない。
そのうちのひとつはオフサイドのルールを少し変えることになる。
不確かなケースの場合、(伝統的に)レフェリーはストライカーたちに疑いの利益を与えてきた。
VARによって、疑いの利益は消えた。VARの精度は、常に少しばかりストライカーたちに抗うものだからね。
それによる多くの苛立つ状況を我々は目にしている」
サッカーをより楽しいものにすることが責務だと考えているヴェンゲル。
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攻撃側に有利になるようにオフサイドのルールを変更する可能性をあらためて示唆したようだ。