脳に患った悪性腫瘍のために10ヶ月もの激しい化学療法を経験したアトレティコ・マドリー女子のFWビルジニア・トレシージャが、不運な交通事故にあったようだ。

ビルジニアは長い治療を終えて今年3月にようやくサッカーへと復帰し、練習を再開。奇跡の復活に向けての歩みをスタートさせていた。

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しかし今回ビルジニアは長い間投稿していなかった自身のSNSで「じつは交通事故に遭っていた」と報告した。

報告によれば、事故に遭ったのは6月3日。

ビルジニアが母親を乗せて運転していたところ、渋滞に捕まった際に後方から追突されてしまい、その衝撃で前の車に激しく衝突したという。

運転していたビルジニアは運良く無傷であったが、母親は足を激しく損傷してしまい、下半身の感覚を失っていたという。

集中治療室で手術を受けて一命はとりとめたものの、この怪我のために歩行が今後不可能になる可能性も示唆されているそうだ。

自身の脳腫瘍を乗り越えたと思えば、その3ヶ月後に母親が大きな障害を抱えるかもしれない事故に遭遇したビルジニア。

SNSでは「毎日自分がなにか間違ったことをしたのかと自問している。しかし人生はそのようなもので、可能な限り最善の方法で立ち向かわなければならない。母の命が助かった、それが最も重要なことだ」と気丈なコメントを残している。

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