EURO2020準決勝、スペインはPK戦の末にイタリアに敗れて、ファイナル進出を逃した。
PK戦で後蹴りだったスペインは1人目のダニ・オルモと4人目のアルバロ・モラタが失敗。
そうしたなか、バルセロナDFジェラール・ピケがこんなツイートをしていた。
ジェラール・ピケ(バルセロナDF)
「EUROとコパ・アメリカで行われた4つのPK戦で先攻だったチームが勝ったのは偶然ではない。
統計によると、先攻のほうがより多くの選択肢がある。
このような大会でドローによって不利な状況から始めるのはフェアではない」
PK戦で後攻だったスペインは最初から不利だったと訴えていたようだ。ただ、ピケの指摘には誤りもある。
EUROのスペイン対スイス、スイス対フランス、コパのコロンビア対ウルグアイは先攻チームがPK戦に勝利。しかし、パラグアイ対ペルー戦は先に蹴ったパラグアイのほうがPK戦で負けているのだ(3,4,6人目が失敗)。
【動画】ピケも間違えた…パラグアイvsペルーの白熱PKシーン
先攻が有利とされるPK戦では1回ごとに蹴る順番を入れ替える「ABBAルール」がアンダーの大会で試験的に採用されるなどしている。