日本が生んだ稀代のファンタジスタ、中村俊輔が東京五輪の日本代表について語った。
43歳の現在もJ1・横浜FCでプレーする中村俊輔。自身も2000年シドニー五輪の日本代表として、ベスト8進出の立役者の一人となっている。
その中村は『スパサカ』のYoutubeチャンネルに登場し、現在開催中の東京五輪でベスト4入りを果たした日本代表について印象を語った。
時差がないこともあり、これまでで一番五輪を見ていると明かした中村。具体名としては新競技のスケボーとサーフィンで、男子サッカーも全て見ているという。
その日本代表については、海外経験者が多く個のレベルが高いこと。吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航のオーバーエイジ3人がチームにしっかり溶け込んでいると分析。
さらに注目選手を問われると、久保建英と堂安律は誰もが知っているとしたうえで「一番気になる選手」として1トップを務める林大地の名前を挙げた(動画5:05~)。
この東京五輪はバックアップメンバーだった林だが、コロナ禍により登録数が拡大されたことで急遽メンバー入り。エース上田綺世の怪我もあり先発に抜擢されている。
中村によると、林は前線からのハードワークや裏への飛び出しが特徴で、この絶え間ない動きが攻守両面でチームの「スイッチ」になっており、貢献度が大きいのだという。
またこうした働きは現代サッカーに欠かせないものだとし、「最先端のFWじゃないですか」と絶賛した。
最後に自身の経験から、決勝トーナメントからは「PKまでが勝負」とし、準備の大切さを説くとともに金メダルを獲得してほしいと述べている。
決勝進出がかかる日本代表とスペイン代表との準決勝は、3日の20時にキックオフされる。