フィル・ジョーンズ(マンチェスター・ユナイテッドDF)
「足の自由が効かず、子供たちを公園に連れて行くこともできなかった。人生で最悪に落ち込んだ。
(練習場から)帰ってくると精神的にボロボロになることが多くなった。頭が完全に混乱していたし、泣くこともあった。
妻に『どうしたらいいのか分からない』と言って、2人で泣いたこともあった。
自分はひどい父親だと何度も感じたよ。子供にエネルギーをあげたくてもそれができない」
「僕らが生きているこの社会では、メンタルヘルスに影響を与える人種差別などに注意して欲しい。
選手にどんな影響を与えるのかを分かっていない。肉体的、精神的、感情的に。
『サッカー選手だから対処できるだろ、金持ちで贅沢な暮らしをしてるんだから』って常に言われる。
でも、それを全て取り除けば、僕らもただの人なんだ。
僕の問題は誰かがオフィスで抱えているよりも大きなものではない。それは分かっているよ。でも、問題なんだ。
サッカー選手も他の人と同じように問題を抱えているし、僕が話すことで他の選手の助けになるかもしれない」
自分は「役に立たない、価値がない」と罪悪感を感じていた彼はチームメイトたちと顔を合わせないために遅い時間帯にセッションを行うことを頼んでいたほどだったとか。