「Ampere」の分析によれば、アメリカのスポーツファンたちはサッカーよりも野球をテレビ観戦するのを好むそう。また、平均観客者数でも、MLBがMLSを上回っている。昨年の野球の競技人口は1570万人とサッカーより少しだけ少ない。

ただ、放送局やマーケティング担当者たちは、興味深い人口統計に注目しているそう。

アメリカにおけるMLBファンの年齢中央値は57歳、アメリカンフットボールは50歳、プレミアリーグのファンは43歳、バスケットボールファンは42歳。より若いファンベースを持っていれば、そのスポーツへの永続年数が保証される。また、若い視聴者は放送局側が求める新たなテクノロジーを使う可能性も高い。

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現在、MLBの放映権は年15億ドル(1700億円)とサッカーの2倍の額を誇っているが、来年には新たな契約が結ばれるため、その差は大幅に縮まる。また、サッカー放映権の増額分は野球の増額も大きくなる見込み。

さらに、現行のプレミアリーグの放映権サイクルが終わるとサッカーのデジタルサービスはしっかりと確立されるが、他のアメリカスポーツは遅れをとっている可能性があるとのこと。

そうしたなかで迎える2026年のW杯開催は絶好のタイミングになると考えられている。ただ、W杯や海外リーグへの関心が必ずしもアメリカ国内サッカーに利益をもたらすとは限らないとも。

サザンユタ大学のスポーツエコノミストであるデイブ・ベッリ氏は「アメリカでサッカーへの関心は飛躍的に高まっています。ただ、MLSにとってはいいニュースではありません。もし、プレミアリーグにそのような資金を投じるなら、MLSはより厳しいことになるでしょう」と述べている。

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