COEDO KAWAGOEは終盤、この日何度も良い仕掛けを見せていた瓜谷紫がエリア内で倒されてPKを獲得。これは大島龍斗が外してしまったが、交代選手がほとんどいない状況で鎌倉インテルの猛攻を最後までしのぎ切り、見事FiNANCiE杯初優勝を達成した。

川越から駆け付けたサポーターたちと喜びを分かち合うCOEDO KAWAGOE。内容的に見ても優勝に相応しいチームだったと言える。

幸先の良いスタートを飾った今シーズンの目標について、村松監督に最後に聞いた。

「選手を含め、今日のゲーム内容を最低限ではないですが一つの基準として、目標としている天皇杯出場にどれだけアプローチしていけるか。今日試合に勝ちはしましたが、自分たちがやりたいサッカーができたわけではありません。ボールや相手を動かして、攻撃のルートを作って侵入していく。デュエルやハードワーク、切り替えだけでなくそういった部分でも勝てる、魅力的なサッカーを作り上げていきたいです」

一方、地元の熱い声援を受けた鎌倉インテル。いつもの白ではない、「勝ち色」のユニフォームで必死に戦ったが、残念ながらこの日は彼らの日ではなかった。

若き指揮官に率いられたチームがどんな反発力を見せてくれるか。今後の鎌倉インテルの戦いぶりに期待したい。

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なお、決勝の前に行われた3位決定戦では、エスペランサSCがTOKYO2020 FCに6-1で大勝。

エスペランサは同じ日に行われた天皇杯神奈川県予選でも東邦チタニウムに2-0の勝利を収めており、次の準決勝ではJ3のSC相模原と対戦する。こちらも楽しみだ。

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